1.国民年金：「障害基礎年金」の支給額

• 国民年金・障害基礎年金には1級と2級があります。

• 障害基礎年金1級	1,020,000円	＋	子の加算
  障害基礎年金2級	816,000円	＋	子の加算

• ※1級の障害基礎年金の額は、2級の1.25倍です。

• 子の加算額

• 1人目・2人目の子	（１人につき）234,800円
  3人目以降の子	（１人につき） 78,300円

• ※子とは次の者に限ります。
  •   18歳年度末(高校を卒業する年齢)までの子供
  •   20歳未満で障害等級1級・2級の障害の状態にある子供

2.厚生年金：「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の支給額

• 1級と2級は障害基礎年金と障害厚生年金の2階建ての年金が支給され、3級は障害厚生年金のみ（障害基礎年金はなし）の支給となります。
  計算式は以下のようになります。

• 障害厚生年金1級	報酬比例の年金額 × 1.25	＋	配偶者の加算額 (234,800円)
  	障害基礎1級年金(1,020,000円)	＋	子の加算

• 障害厚生年金2級	報酬比例の年金額	＋	配偶者の加算額 (234,800円)
  	障害基礎年金2級(816,000円)	＋	子の加算

• 障害厚生年金3級	報酬比例の年金額 (最低保障額 612,000円)

• 障害手当金障害手当金(一時金)	報酬比例の年金額×２年分 （最低保障額 1,224, 000円）

• ※障害厚生年金の額は、厚生年金に加入していた期間の長さ、給与額(報酬)などにより計算されます。
• ※1級の障害厚生年金の報酬比例年金の額は、2級の1.25倍です。
• ※3級には最低保障額が設けられています｡

• 支給:所得が前年にオーバーした時は
• 収入制限のある障害基礎年金受給中の方の所得が前年にオーバーした時は、令和３年度から期間が変更され当年１０月～翌年９月まで年金が支給停止になります。

• 精神の病気で病名が以前と変わった場合
• 精神の病気で通院している時、病名が以前と変わってしまい不安に思われる方が多いですが 国の取り扱いは一部の例ですが、下記のようになっています。

• 前発疾病	後発疾病	判定
  発達障害	うつ病	同一疾病
  発達障害	神経症で精神病様態	同一疾病
  うつ病 統合失調症	発達障害	診断名の変更
  知的障害 （3級程度）	発達障害	同一疾病
  知的障害 （3級不該当）	発達障害	別傷病
  知的障害	うつ病	同一疾病
  知的障害	神経症で精神病様態	別疾患
  知的障害 発達障害	統合失調症	原則として別傷病 前発疾患の病態として統合失調症の症状が出現している場合は同一疾患（確認が必要）
  知的障害 発達障害	その他精神疾患	別疾患